東京レガシーハーフマラソン2025
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52TOKYO LEGACY HALF MARATHON 2025スペシャルインタビューはこちら 石澤 ゆかり(いしざわ ゆかり)さん澤野 大地(さわの だいち)さんゲ ストラン ナ ー 紹 介高校から大学まで中距離種目の800mが専門だったが、長距離種目や全国駅伝の経験がないまま実業団の世界に進んだ。2020年開催の東京オリンピック出場をめざすため、30歳になる2018年から女子3000m障害に初挑戦し、その年の日本選手権初優勝、同年開催されたアジア大会の日本代表に選出された。2020年クロスカントリー日本選手権でも初優勝を飾り順調に進んでいた矢先、コロナ禍によって東京オリンピック延期が決まる。一時は外出自粛で練習もままならない状態になるも、その年の日本選手権で2度目の優勝を果たしたが、翌年の代表選考会は怪我によって東京オリンピック出場は叶えられなかった。その後は活動拠点を地元茨城に移し、競技を続けながら次世代の育成に務める。競技生活の集大成として挑んだ2023年勝田全国マラソンで初優勝し、現役を引退した。引退後は第一子を妊娠・出産し、現在は株式会社日立ビルシステム/IT本部でフルタイム勤務をしながら、1歳児の育児との両立に奮闘している。また、自分自身の競技経験を次世代に伝えていくため、学生に向けた講師活動やゲストランナーを務める活動も行っている。日本大学スポーツ科学部 准教授 1980年大阪生まれ。陸上競技・棒高跳の現日本記録保持者(5m83)小学生の時に千葉県印西市に移り住み、中学校の陸上部顧問から誘われ棒高跳びを始める。成田高校では、インターハイ2連覇と高校記録(当時・5m40)を樹立。日本大学に進学後は、日本選手権優勝をはじめ日本インカレ優勝、学生記録樹立(当時・5m52)。2003年大学卒業後、陸上競技専門メーカーでもある(株)ニシ・スポーツに就職し、同年5m75の日本記録を樹立。その後、2004年に5m80、2005年に5m83と日本記録を3年連続更新。2005年に樹立した5m83は現在も日本記録である。アテネ・北京・リオデジャネイロと3回オリンピックに出場し、世界陸上は6大会連続出場(計7回出場)、日本選手権は11回優勝するなどの結果を残している。2012年より富士通株式会社の所属選手となり2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックでは、日本人として64年振りに7位入賞を果たした。その後2019年には39歳という年齢で世界選手権ドーハ大会において7回目の出場を果たした。2016年より日本大学スポーツ科学部の教員となり教鞭を取る一方、2020東京オリンピック出場を目指し現役アスリートとして競技を続けてきたが、2021年9月の全日本実業団を最後に28年間の現役を引退。また現役中には日本オリンピック委員会理事、日本オリンピック委員会アスリート委員長を務めた。現在は日本大学スポーツ科学部の准教授として、陸上競技だけでなく様々な競技アスリートのトレーニング指導にあたる。また2022年から世界陸上やダイヤモンドリーグなどの解説者としても活動をしている。東 京レガシ ーハ ーフマラソン 2 0 2 5 にゲストランナーとして 参 加 することになりました、陸 上 競 技・棒 高 跳 び の 澤 野 大 地で す。もともとは“ 走ること ”が好きで始めた陸 上 競 技。その原 点とも言える“ 走ること ”で、今このような挑 戦 が できることにとても幸 せを感じています。皆さんも“ 大 都 市・東 京 ”を走り、「 T O K YO A U T H E N T I C 」を一 緒に感じましょう。この度、東 京レガシーハーフマラソン 2 0 2 5 のゲストランナーを務めさせていただきます。トップレベ ルを追 求してきた 現 役 時 代 から一 転、今は仕事と育 児 の 両 立で 精 一 杯な日々になっていますが、変 化していく身 体やライフスタイル の中で 新しいランニングの 楽しさを見つけていきたいで す。皆さんも一 緒に、自分らしくいられる時 間を思いきり楽しみましょう!

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