今年初開催となる「東京レガシーハーフマラソン2022」の大会2日前となった本日(10月14日(金))、プレスカンファレンス(招待選手記者会見)がレース発着地となる国立競技場で開催されました。
最初に「パラアスリートT53/54(車いす)」の会見が行われ、冒頭での副島正純車いすレースディレクターが、「コースの特徴からみて、前半にどう展開をつくるかで流れが変わるでしょう。熱いレースを期待します」と、レース展望を話しました。
つづいて、パラアスリート(車いす)の招待選手から、男子の鈴木朋樹(T54)と女子の土田和歌子(同)が登壇しました。二人とも、東京パラリンピックでコースを経験しています。
鈴木は、「コンディションはいいです。レース勘は徐々に戻ってきているので、レースが楽しみ。コースの特性上、前半で(勝負が)決まってしまってしまうと思うので、前半で一人になれれば」と積極的なレースを誓っていました。
土田は、「年々、変化が起こる体になっていますが、レースを楽しんでがんばりたい。特に後半の激坂は印象深い難所。勝負の決め手になりそうです」とレースのポイントを挙げました。
東京パラリンピックで、「一緒に走れる喜びを感じながらゴールでき、思い出深い」と土田が語った喜納翼が今大会にもエントリー。二人で競り合う形になれば、2022年の日本記録(48分46秒)更新も期待されます。
また、自身の走りで伝えたいメッセージとして、鈴木は、「障がいのある子どもたちに、スポーツの楽しさを」、土田は、「障がいの有無を問わず、人間の可能性を」と力を込めました。
つづく、「パラアスリートT11/12(視覚障がい)」の会見では、最初に新城薫運営統括本部長が登壇し、「より多くのパラアスリートに挑戦の機会と可能性を広げてほしいという思いから、車いすクラスだけでなく、多様な障がいクラスを設けた」と説明。「それぞれの思いのこもった、いい走りを期待します」とエールを送りました。
会見には、男子の和田伸也(T11・全盲)と、女子の道下美里(T12・弱視)が登壇。ともに東京パラリンピックのメダリストで、和田は1500mで銀メダルと5000mで銅を、道下はマラソンで金メダルを獲得しています。
両選手とも東京パラリンピック以降も好調を維持しているといい、和田は「5年半ぶりのハーフマラソンですが、自己ベストを狙って走りたい」と話し、道下も、「自己記録更新を目指して走り、冬のマラソンにつなげたい」と意気込みました。
コースの印象について、和田は、「ブラインドにとって危険な段差などもなく、記録を狙えるコース。自己ベストを必ず出したい」と言い、道下は、「いい思い出しかないコース。ライバルは、『道下美里選手』。しっかりと自分のペースを刻めば、日本記録を更新できると思う」と、互いに力強いコメントで好調さをうかがわせました。
他に、知的障がい(T20)の選手も多数エントリーしています。それぞれの目標に挑戦するパラアスリートたちを、ぜひ応援ください。