現状打破!こんにちは、M高史です。東京マラソン財団スポーツレガシー事業のチャリティ・アンバサダーを務めさせていただいております。東京レガシーハーフマラソン2023ではランナーとして、またアンバサダーとして、さまざまな活動を体験させていただきました。
前編に続きまして、後編は大会参加とパラ陸上教室のお話です。
レース当日は雨が降りしきり、気温も下がってやや寒さを感じるコンディションでした。
東京レガシーハーフマラソン2023のスタート前にはMGCがスタートです。早くから競技場でウォーミングアップをしている選手たちをスタンドから見ることができる貴重な機会にもなりました。
MGCの号砲が鳴り、男子は百戦錬磨のプロランナーで現状打破の神髄・川内優輝選手(あいおいニッセイ同和損保)がスタートから飛び出します。まるで冷たい雨と風の中、スタートダッシュをかけて優勝を飾ったボストンマラソンの時のような飛び出しです。
ものまねをさせていただいている立場としては、自分のレース以上に川内優輝選手の走りが気になりながら、スタート地点に向かいます。
©MGC
昨年、レポート記事を書かせていただく際にコース下見にて全部走ったことがありました。前半は下り基調で中盤は平坦。後半のアップダウンを乗り越えれば現状打破できるコースというイメージを持っていました。
この日に向けて、夏もトレーニングを重ねてきました。高校、大学の練習や合宿に参加させていただいたり、積極的に峠走やクロスカントリーの練習も取り入れて起伏対策もしてきました。
高鳴る鼓動をモチベーションに変えて、いよいよスタートです。僕はAブロックからスタートとなりました。スタート地点までは18秒。そこからは少し混雑して最初の1km4分近くかかりましたが、その後は3分30秒ペースを刻んでいきました。
そうこうしていると早くもMGCの先頭集団が近づいてくるではありませんか!先頭の小山直樹選手(Honda)が通過して少ししてすぐに、川内優輝選手が2位集団で激走している姿を見て思わず「現状打破!」と叫んでしまいました。
東京レガシーハーフマラソン参加者の方が走りながらMGCの選手を応援できるというこのシチュエーションは選手の皆さんにとってもきっと心強い応援になったのではないでしょうか?
そして、雨の中、ボランティアの応援、沿道の皆さんのご声援、本当に力になりました。
あんなにたくさんの人が走っているのに気がつくものなんですね!まぁ、僕が目立つのかもしれませんが(笑)。
レース中、北からの向かい風が吹く場所もありましたが、そこは集団の先頭に立ち「風は全部自分が受けて立ちます!」というつもりで走りました。そして、少しかっこつけて集団を引っ張ったものの・・・後半は引き離されてしまいましたが(笑)。
それでもレース後は御礼を言われましたので良かったです。スポーツレガシー事業のアンバサダーをさせていただき、自分の走りが、この1kmが、この1分1秒がほんのちょっとでも小さなことでもお役に立てることができたのなら嬉しいです。そういう感謝の気持ちで走るとあっという間ですね!
結果的にはネットタイムで1時間15分32秒でフィニッシュ。僕は今年39歳ですが、自分の30歳代の記録の中では一番速く走れたハーフマラソンでした。20代の頃に出した自己記録1時間12分19秒の更新は40歳代になってから、現状打破します!その時はまた東京レガシーハーフマラソンで挑みたいですね!
さて、ハーフマラソンで現状打破した後は、お昼ご飯を食べ、温かい紅茶を飲み、原状回復!
午後からはパラ陸上教室のMCを務めさせていただきました。
午前中は雨でしたが、午後からは雨も上がって良いお天気。午前中までの天気はなんだったのだろうというくらいの快晴です(笑)。もし、MGCが快晴だったらまた違ったレース展開になっていたかもしれませんね。
パラ陸上教室日和の良いお天気。まずは全体で集合し、各教室に分かれる前に記念撮影。そして準備体操で僕が作っているジャパササイズで皆さんとウォーミングアップです。
日本のイメージ・・・侍、忍者、相撲、寿司、富士山などを準備体操にしたのがジャパササイズ。運動前にオススメな動的ストレッチです。いつもはマラソン大会、かけっこイベントなどで体操させていただいてますが、福祉施設でもしている体操です。
この日は車いすの参加者の方もいらっしゃったので、少しアレンジしました。例えば、相撲では通常は四股を踏む動きで、足を上げる股関節のストレッチなのですが、この日は上半身を大きく動かして突っ張りのような形で肩甲骨の体操に変えたりといった形です。
後日、ジャパササイズをまたやりたいというお声もいただいたみたいで、ありがたいですね!