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2026年10月16日

【レポート】プレスカンファレンス(パラアスリート)

今年で5回目の節目を迎える「東京レガシーハーフマラソン2026」。開催2日前の10月16日(金)に、招待選手を迎えた「プレスカンファレンス」をMUFGスタジアム(国立競技場)で開催しました。




パラアスリートレースの会見に先立ち、先日、練習中の事故の影響により9月26日に逝去された車いすランナー、上与那原寛和選手(享年55歳)に向け、 副島正純車いすレースディレクターより「突然のことでまだ信じられませんが、僕とは同じ年で、柔らかく明るいお人柄が印象的なランナーでした。ご冥福をお祈りいたします」と、哀悼の意を表しました。



パラアスリートレースの会見では招待選手5名が登壇し、大会への目標などを語りました。パラアスリートT53/T54(車いす)男子の招待選手は3名で、大会5連覇を目指す鈴木朋樹選手(トヨタ自動車)は、「(夏の合宿で)しっかり走り込み、高速巡行できるよう体力をつけてきた。大会記録(42分19秒)更新を狙って、自分の成長を感じるレースにしたい」と闘志を示しました。



昨年2位の吉田竜太選手(SUS)は、「車いすのセッティングやフォームの見直しなど調整途中ですが、今回はラストの上り坂をしっかり走り切り、今の自分の調子を図りたい」と見据えました。



昨年3位の岸澤宏樹選手(日立ソリューションズ)は、「いい練習が積めていて、コンディションはいい。スピード強化を図ってきた。前回よりもバージョンアップした走りを見せたい」と意気込みました。



T53/T54(車いす)女子は3名の招待選手の中から土田和歌子選手(ウィルレイズ)が登壇しました。現在52歳の土田選手は昨年、デッドヒートの末、僅差の2位でした。「(2位は)めちゃくちゃ悔しかったです。今回は(車いすをこぐ重要なパーツである)グローブを改良した成果を見たい。オーバー50の可能性を見せて、若い選手にも刺激になるような走りをしたい」と力を込めました。



T11/T12(視覚障がい)の招待選手である道下美里選手(三井住友海上)は東京2020パラリンピックのマラソン金メダリストで、2023大会でT12女子のハーフマラソン世界新記録を樹立しています。東京2020パラリンピックのレガシーを引き継ぐ形で創設された東京レガシーハーフマラソンは、「思い入れのある大会」と話し、成長著しい若手もエントリーしていますが、「先輩の背中をみせて勝ち切りたい」と、2年ぶり3度目の優勝への意気込みを示しました。



副島車いすレースディレクターはそれぞれのレースを展望。車いす男子は、「4連覇中の鈴木選手が頭ひとつ出ていますが、他の2名がどこまで食らいついていけるか。さらに、若手選手たちも成長しているので、みんなで鈴木選手を追いかけながら、好タイムを期待したい」と話しました。

車いす女子は昨年、フィニッシュ前のデッドヒートとなり、「見ていても楽しいレースだった。今年もいい走りで盛り上げてほしい」と期待しました。

視覚障がい女子は道下選手を軸にしたレース展開を予想。同男子はエントリー状況から誰が勝っても初優勝となることから、果敢な走りに期待を寄せました。

パラアスリートレースには他に、聴覚障がいT00や知的障がいT20、下肢障がいT44など多様なランナーたちもエントリーしています。副島車いすレースディレクターはパラアスリートへの応援方法として、「視覚障がいランナーには、アスリートビブスの番号や名前を呼ぶなど『声』で、聴覚障がい選手には大きく手を振るなど『目で見える』応援をお願いします」と呼びかけました。

車いすレースは10月18日(日)午前8時00分に、視覚障がいなどパラアスリートレースは一般ランナーと同時の8時05分にスタートします。レースの模様 はエリート選手を中心に YouTubeでも配信いたします。多様多彩なランナーたちをぜひ、応援ください。