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2026年10月18日
【レポート】エリートレース
東京レガシーハーフマラソン2026は、さわやかな秋晴れのなかで開催しました。
ハーフマラソンスタート時の天候は晴れ、気温20.1℃、湿度48.4%。エリートレースは男女ともに大会記録が更新される高速レースとなりました。
エリート男子は、3回目の出場となるアレクサンダー・ムティソ選手(ケニア)が59分51秒で初優勝を飾り、大会記録を1秒更新しました。キプロノ・シトニック選手(黒崎播磨)が59分56秒で2位、ジェームス・ムトゥク選手(愛知製鋼)が1時間0分08秒で3位に入りました。
男子は今大会、初めてペースメーカーを導入。先頭集団は5kmを14分11秒、10kmを28分16秒で通過しました。ペースメーカーが離脱すると、海外勢がペースアップ。16km過ぎに先頭集団は3名に絞られ、17km過ぎからムティソ選手が独走態勢に入りました。
ムティソ選手は「今すごく最高の気分です。景色も楽しめて、すごくいいレースだったと思います」と笑顔を見せ、「過去の経験が大会記録につながったと思います」と3度目の挑戦を振り返りました。
日本勢では溜池一太選手(SGH)が1時間0分13秒で5位に入り、大会日本人最高記録を1分更新しました。溜池選手は「夏からしっかり練習できたかどうかを確認するレースでした」と語り、1km2分50秒ペースへの挑戦が好記録につながりました。相澤晃選手(旭化成)が1時間0分26秒で6位、菊地駿弥選手(中国電力)が1時間0分35秒で7位に入り、日本勢3名が入賞を果たしました。
エリート女子は、9月の世界ロードランニング選手権ハーフマラソンで女子単独レースの世界記録を樹立して優勝したアグネス・ゲティチ選手(ケニア)が圧巻の走りを披露しました。5kmを15分08秒、10kmを30分24秒で通過すると、そのまま独走。1時間4分23秒でフィニッシュし、従来の大会記録を3分以上更新しました。
ゲティチ選手は「プラン通りにいきました。上り坂があり、カーブも多い難しいコースでしたけど、そのわりに好タイムが出たと思います」と喜びを語りました。
2位はタビタジェリ・カマウ選手(三井住友海上)で1時間8分28秒。3位には兼友良夏選手(三井住友海上)が1時間10分17秒で入り、日本人トップに輝きました。2回目のハーフマラソンで自己ベストを3秒更新した兼友選手は「自分のペースで行った方が後半しっかり走れるかなと思ったので、自分のペースで行きました」と振り返り、「日本人トップと3位入賞という目標を達成することができました」と笑顔を見せました。大会日本人最高記録も大幅に更新し、充実したレースとなりました。
大嶋康弘レースディレクターは、男女ともに大会記録が更新されたことを喜びました。
男子については「本当に想定通りのペースメイクをしていただいた」と評価。10km過ぎまで設定通りのペースで先導し、その後も国内所属の外国人選手がレースを牽引したことが好記録につながりました。女子については、ゲティチ選手の走りを「本当に力強い走りだった」と称賛。気象条件についても「風があまりなかった」ことに加え、気温上昇の影響も「比較的許容範囲内であった」と分析しました。日本人選手については、今後の駅伝やマラソンに向けて「着実に目標、目的を達しながら頑張っていただけた」と振り返りました。
男女ともに大会記録が塗り替えられ、日本勢も存在感を示した今大会。東京の街を舞台に繰り広げられた熱戦は、次なる大舞台への期待を膨らませるものとなりました。