現状打破!こんにちは、M高史です。東京マラソン財団スポーツレガシー事業のチャリティ・アンバサダーを務めさせていただいております。
東京レガシーハーフマラソン2023ではランナーとして、またアンバサダーとして、さまざまな活動を体験させていただきました。前編ではスタート地点に立つまでのお話をふりかえります。
今回はまず、ランナーを支えるボランティアの活動を体験しました。
体験したのは東京レガシーハーフマラソンEXPO 2023初日の10月13日(金)。ランナー受付に向けて準備が必要になるため、朝早くからボランティアが集合します。
ボランティアはボランティアリーダーと呼ばれるボランティアメンバーのまとめ役の方のもと、各グループに分かれて担当します。
M高史も体験させていただくことになりました。ボランティアウェアを着て活動スタートです!
僕が体験したのは受付されるランナーの電子チケットを確認して、アスリートビブス、記念タオル、チャリティTシャツなどを配付する係でした。アスリートビブスに通常はついているはずの安全ピンは希望者の方のみということでご案内。SDGs※ということで、なるべくごみが出ないようにとか、再利用しようという視点が見受けられますね。たしかに安全ピンは毎回もったいないですよね!
※東京レガシーハーフマラソン2023サステナビリティの取り組み
受付で大切なのは「番号を間違えずに渡すこと」です。ボランティアリーダーから「慌てなくていいので、確実に間違えずに渡しましょう」と同じ班のボランティアの皆さんにお話がありました。ついランナーが並んでしまうと急がなきゃと思いがちですが、この声かけで安心できますよね。間違えて渡すとランナーにも迷惑がかかってしまうので、とにかく番号を間違えずに確実に渡すことを心がけました。
そして、受付では「笑顔で元気よく!」ということも大事だと感じました。中にはランナーの方が話しかけてくれることもあります。他の方が並んでいない場合は少し話し込むことも!ついつい話し込んでしまいそうに(笑)。
初めてのハーフマラソン。海外からお越しのランナーの方。久しぶりのランナーの方。足が気になるけどというお悩みまで・・・ボランティアは皆さん、聞き上手!笑顔で送り出されていました。
ボランティアを体験したあとはEXPO内チャリティブースへ。
各寄付先団体からのメッセージをお伝えするとともにチャリティに関する活動紹介をEXPO来場者に向けて行いました。
また、大会当日はチャリティラウンジを国立競技場内に設け、そこでは各寄付先の支援団体の皆さんがブースを出して、チャリティランナーと交流されていました。僕はスポーツレガシー事業でチャリティランナーの皆さんとお話しました。
チャリティランナーになられる方の、思い入れ、きっかけ、理由は、人それぞれです。共通しているのは世界のどこかの誰かに、ほんの少しでも応援ができるということだと思います。寄付先団体を選ぶことができるので、よりご自身が支援したい団体、興味のある団体を応援することができます。
ランナー受付の時だけではなく、レース前だったり、走り終わったあとだったり「行ってきます!」「ただいま〜」といったホームのような感覚で、ブースでおもてなしできるのもアットホームさが伝わってきました。
続いて、大会を支えてくださったペースセッターのお話です。
ペースセッターは、目標ペースでランナーの皆さんをアシストする役割です。よくペースメーカーとかペーサーと呼ばれたりしますが、東京レガシーハーフマラソンではペースセッターというのが正式な呼び方です。
ちなみにペースセッターを務められた皆さんはTEAM ONE TOKYOから募集しています。
1時間20分、1時間30分・・・2時間30分まで決められたペースでランナーをアシストするペースセッター。今回はグロスタイムでフィニッシュするタイムということでペースを刻まれました。
グロスタイム、いわゆる号砲からのタイムです。スタート地点までのロスを差し引いたネットタイムではなくグロスタイムでの設定ペースとなるため、目標としているタイムよりも少し速いタイムを刻んでいきます。
実際にスタート地点までどのくらいかかるかは当日、レースが始まってみないとわかりません。昨年はウェーブスタートだったため、ペースセッターの臨機応変な対応力が求められました。それぞれペースセッターはランニング歴や経験も豊富な方ばかりで、レース本番では柔軟に対応されていたそうです。
今回のペースセッターの目玉は!フラッグです!よく風船をつけて走られているのを見たことがあると思いますが、風船ではなくフラッグを導入しました。海外ではフラッグの方が主流なんだとか。
風船だと風で見えにくかったり、時には空気が抜けてしぼんでしまうこともあり「ランナー、沿道からどのタイムのペースセッターなのかはっきりわかりにくい」という課題がありました。それを解消するのがフラッグです。
小さめのリュックに、フラッグを差し、中で固定。沿道からもランナーからもハッキリ見えやすいようになりました。
実際に走るペースセッターにとっては風船の方が走りやすいようですが、目立つことを最優先してこのスタイルに。レース当日は雨でフラッグが水に濡れ、重くなったりフラッグが取れてしまったり、様々なハプニングもあったそうですが、無事に皆さん戻られました!
今回の課題を反映してまた次回に向けてアップデートしていかれるそうです。
10月13日(金)はLGBTQ+勉強会にも参加させていただきました。この勉強会を主催した「NPO法人プライドハウス東京」は東京マラソン財団チャリティRUN with HEARTの寄付先団体でもあり、東京マラソン財団とスポーツイベントにおけるダイバーシティの促進について協定を締結しているそうです。